『光の旅 かげの旅』 (アン・ジョナス 評論社 ¥1,300)
朝方家を出て、街に着くのがちょうど昼(はい、本をひっくり返して!!)
もと着た道を帰り、夜、お家にたどり着く。一日の小さな旅を、短い文章と
モノクロの絵で表現されたシンプルなしかけ絵本
美術の教科書に載っていたエッシャーの絵を観るのが好きだった。
どうしてこんなことが思いつくのだろう??とひどく感激し、なんだか得した気分に
なったアノ気持ちを思い出させるコノ絵本。
白は【光】に、黒は【影】に。視覚的な思い込みを利用しただけのこと。
単純な切り替えなのだけど、ひっくり返せばまったく違う絵に見えてしまう。
それが読者のため息に変わる。
作者のアン・ジョナスはグラフィックデザイナーなんだって。
【お気に入りのページ】
『映画館に行き、』 (ひっくりかえすと・・・)
『次はレストランで食事。』
上手です。